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また強い憤りを感じた。
特に何もなかったのに、また気付いたら怒りにとらわれていた。
もう二十年ほども経つのに、どうしてあの頃の感情が、その頃の痛み辛さ悲しみ絶望とかがいつまでも消えないんだろう。
どんなに泣いても何も変わらない。それを知っていても、泣き出したくなる。
両方の考えはどちらもあるのが事実だから、余計に苦しい。
強い殺意を何度も覚えて、でもその度にこう考えて思い留まる。
あんな何の価値もないやつらを殺して、わざわざそいつらの人生背負うなんて、馬鹿な真似は止めよう。それにあいつらを死なせてそれまでの罪からわざわざ逃がすような真似をするなんて、こんなに馬鹿なことはない。あいつらは死ぬまで自分の罪に追われて狂ってしまえばいい。
あんな奴らを殺すことで、大切な人にまでに類が及ぶなんて嫌だし、第一一時的とはいえ向こうに接触しなければならないのが嫌。
自分でも酷い考えだと思う。
でもそう考えなければ、私はあの犯罪者どもに対しての強い憤りを抑えられない。
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