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秘境

 投稿者:ハコさん  投稿日:2018年 3月 4日(日)21時24分31秒
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   村長、由美さん、そして同宿させて頂いた方々、お世話になりました。ありがとうございます。

 2年ぶりの冬。厳冬期のフレペの滝。スケールはそんなに大きくはないけど、淡く緑がかった氷爆と出会えればと、先ずは清里へ。斜里からウトロ方面は流氷でビッシリ。海側は青空が広がり、所々に開氷面が。切り立った海岸線とどこまでも広がる流氷原、青く凍りついたフレペの滝やオシンコシンの滝、雪の神の子池、きれいでした。

 清里からニセコに移動しようとすると、また、暴風雪。釧網線は運休。そこで、知床へのツアーの途中、斜里に寄ってもらってバスで網走へ。15分あれば、充分乗り換えられるやろと思ってたら、斜里で沢山の人が乗り込んでバスの出発が遅れ、おまけに網走駅で降車場に入るのに難航して、列車の発車時間に。と、ホームを見ると、列車の姿は跡形もない。?と思って駅に行くと、すごい人だかり。折り返す予定の札幌からの列車が遅れてるらしい。予定通り、列車に乗れたものの30分くらい遅れ、今度は長万部行き最終に間に合うか分からない。旭川で札幌行きの特急への乗り換え時間はゼロ分。実際は5分程遅れて発車し、何とかニセコにたどり着くことができました。日曜日の夜やし、誰もおらへんやろなと思ってたら、いつものメンバーが。賑やかで愉快に過ごさせてもらいました。

 日本海側はすごい雪。アンビシャスの周りは雪の壁で、雪に埋もれてる。「今日はスペシャルな秘境ツアーを用意してるから。」秘境?どこに行くんやろ? 山から海岸に下って、帰りは踏み固めたルートを登り返してくるとか。このところ、太平洋側にも雪雲が流れこんでいるようで、海に近づいても雪が舞っている。一旦、豊浦に出て、そこから長万部方面に向かう。礼文華トンネルを出たところが今日のスタート地点。スノーシューを履き、そこから斜面を降りて、沢沿いに下って行く。雪を踏み抜いたり、空洞にころがり込んだり、ちょっと大変。所々にピンクのテープ(目印)が取り付けてある。「もう少し行くと、第1の目標地点。」何か、建物らしきものが見えてくる。小幌駅や!やっぱし。
 小幌駅はトンネルとトンネルの間にある小さな駅。駅までの道がないので、列車でないと、中々行きつけない。特急の窓から何度か見てたけど、一瞬のうちに通り過ぎてしまうのでよく分からなかった。列車で行くにしても、本数が少なく、場合によっては、数時間待つことに。一度は行ってみたいなと思ってた駅。小幌駅は雪の中。誰もいないし、ホームに足跡もない。今の季節、訪れる人はほとんどいないんやろな。
 駅から海の方に向かうと、文太郎浜と岩屋観音に向かうルートに別れる。今日は岩屋観音に。途中、絶壁の縁を通過する箇所があるので要注意。そして海岸に降りて行く。降りにくいところは尻滑りで。「すごい!」という声が聞こえてくるので、何やろと思ったら、崖の上にきれいな氷爆ができている。岩屋観音には、スタート地点から林道を通り、沢を下って行くこともできるとか。海もきれいで、時折、青空ものぞきスペシャルなツアーでした。

 2日目も昨日と同じような天候。ということで、豊浦のチャス海岸に。「氷爆があると良いね。」チャス海岸は5年前の春に訪れてる。雪原を横切り、降り口を探すけど、記憶が曖昧で見つからない。そこで、登ってきた地点の方に向かう。ようやくロープを見つけ、雪の積もった踏み跡を下って行く。このルート、道幅が狭く、坂になっているので転げ落ちないように慎重に進んでいく。降りた地点の海岸は砂浜で所々に岩があったりするけど歩きやすい。そこで、スノーシューを外して歩いて行く。茶色や白っぽい崖がすぐ側まで迫り、所々に雪が積もっている。中々みられない光景。この崖は凝灰岩でできているらしく、凝灰岩は水を通してしまうため氷爆は見られない。しばらくすると、青空が広がり出す。すると海の色が変わり風景が一変する。きれいな海の色。海を見てると見慣れない鳥がいる。何やろ?白鳥や!白鳥が海に?波の間に浮かんでる姿がネッシーみたいで面白い。少し距離はあるけど、岬の先端まで行って見る。ルートは砂浜から岩場に変わる。岩には海藻やルーム貝がビッシリ。岬の向こうには何があるのか?先端を回りこむ。すると、すごい風。そして、5~6羽の白鳥が。その向こうには、昨日訪れた礼文華の岬が霞んでいる。チャス海岸は、丁度、湾になっていて岬が風を防いでいてくれている。岬付近から見る湾内の海は青緑色。すごくきれいでした。

 「今日は、どうしょう?」「氷爆、見られないですかね。」「島牧の海岸に3本の滝があるので、行ってみようか。」今日も雪が降ったり止んだりを繰り返している。海岸沿いに進んでいると…。「すごくきれいや!何や、この海の色は!」空は曇っているのに、淡い緑色の波が雪の積もった浜に打ち寄せている。その色の取り合わせが美しい。不思議な海の色。「この風景が見られただけでも、来たかいがあるね。」茂津多岬の手前に白糸の滝があって、旧道から見ることができるとか。氷爆、出来てるのかな?「あっ、あれだ!」白糸トンネルの手前から見上げると、青く凍りつきオーバーハングしている氷爆とその左手方向に斜面に沿って並んでいる氷爆が見える。旧道に入り、左側からオーバーハングしている氷爆に近づいて行く。氷爆は切り立った崖の窪みを埋め尽くしている。氷爆の右下に空間があって水が流れているのが見える。上方の氷爆は、風で水が巻き上げられたのかオーバーハングし、青く輝いている。そして、凍りついた幾何学模様が美しい。「すごい!ほんとにすごい!」「今まで見た氷爆のうちで、最大のスケールだ!」何時まで見てても飽きない。振り向くと、青緑色の波が岩礁に打ち寄せている。その様も美しい。しばらくすると、雲が切れて青空が覗きだす。けど、雲は氷爆を眺めながら通りすぎて行くようで、オーバーハングしている氷爆の上に青空がやってきそうもない。そこで、斜面に沿った氷爆を見に行く。一旦、斜面を滑り降りて沢に沿って登って行く。このルートは凍りついている所があるので、滑らないように歩を進めていく。淡い青色や白っぽい色の氷が連なっている。また、形も様々で面白い。振り返ると青い氷爆と海が。沢の左側の尾根にトラバースし、様々な角度で氷爆を楽しみながら下って行く。全く未定の3日目やったけど、素晴らしい氷爆と出会うことができました。この付近には、まだまだ、素晴らしい所がありますね。

 2月の最終週で、奈良の霧氷登山も無事終了しました。今年は、御嶽山等の山並みを見ることはできなかったけど、きれいな霧氷や例年は見られない、滝の小さな氷爆と出会えました。今年は、今まで行けなかった所等に出かけられればと思っています。どうもありがとうございました。
 
 
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