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大雪とニセコで

 投稿者:ハコさん  投稿日:2018年 8月10日(金)21時00分2秒
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   村長、由美さん、そして同宿させて頂いた方々、お世話になりました。ありがとうございます。

 今年は稜線上の花がきれいな7月10日頃に大雪を訪れようと思っていたら、梅雨前線が北海道中部まで押し上げられ大雨になってる。旭川近辺では川が氾濫し、銀泉台への林道も通行止め。しばらく天気の良くない日が続きそう。今年はあかんわ、また、来年か。大雪の代わりに、月山か近場の伊吹山に行ってみるかな?うーん、やっぱり、物足りんな。そうしてるうちに、前線の活動も弱まってきて、何とか雨は避けられそうな感じに。去年と同じような時期になるけど、行ってみるか。もう満室やろと思ってた層雲峡の民宿に電話すると、何と空いてる!そこで、急遽、切符を買いに行き旅立つ。全てが良い方向に転がりだしたみたい。

 今年は村長も大雪に行く予定を立てている。裾合平のチングルマを見たいと言っていたので、旭岳温泉方面かなと思っていたら、層雲峡に来るとか。日程が重なるので、途中で出会うかもしれない。1年ぶりの層雲峡。冷んやりしてて気持ちが良い。ちょっと風が強いなと思ってたら、強風の影響でロープウェイが止まってたらしい。今まで、あんまり気にせんかったけど、銀泉台から層雲峡に縦走する時は、事前に確認しとかんとあかんな。今朝、通行止めになってた銀泉台も通れるようになってる。層雲峡に来るまで気がかりで、ちょっと意気があがらんかったけど、これで一安心!

 翌朝、スカッと晴れてはいないけど、青空が見え隠れしてる。今日は初日なので、体慣らしに黒岳に登ってみる。ニセイカウシュッペの左後方に雲海が広がってる。ちょっと雲が多いかな。7合目付近は、相変わらず水が溜まり歩きにくい。心配してた雪渓は、ほんの数メートルで普通に歩いていれば問題ない。一昨日の雨で大分溶けたのかもしれない。9合目付近、チシマノキンバイソウやカラマツソウが斜面を彩っている。ちょっと、青空も覗いて気持ちが良い。そして、2年前とは違う場所(樹木の下とハイマツの手前)やけど、クロユリも咲いている。偶々、先行するグループの人達が見つけてくれ、ラッキーでした。黒岳山頂から、村長に状況を送信する。クロユリの場所、分かるかな?今年は、気温が低かったせいか、雲の平のチングルマはポツポツ。蕾があるので、まだこれからか。その代わり、キバナシャクナゲやエゾコザクラが。今年は、お鉢展望台手前の雪渓はすっかり溶けている。北鎮岳に向かうと次第にガスが濃くなってき、雪渓の取り付きではホワイトアウト。これでは、昨年と同じなので、石室に戻る。村長は11時頃のロープウェイに乗ると言ってたので、そろそろ来る頃かなと様子を見に行く。黒岳山頂から石室に降りてくる斜面に青い服を着た人がいる。あれかな?違う、外人さんや。「あっ、あの山吹色のウェアを着てる人とちゃうか?」その後ろを見ると、カメラをジンバルに取り付けた人が。やっぱり、村長と由美さんや。黒岳で再会。しばらくすると、黒岳付近にきれいな青空が広がり出す。今の季節、こんな青空は初めて。イワウメや一面に咲くエゾコザクラ、エゾノツガザクラと烏帽子岳。北鎮や旭岳方面は見えなかったけどきれいでしたね。

 翌日、銀泉台から白雲岳まで同行させてもらう。層雲峡では低い雲(霧)がかかってたけど、銀泉台に向かうと青空が見え始める。銀泉台から赤岳までのコースには、4箇所程雪渓が残っている。第一花園の雪渓は斜面をトラバース。雪切りをして平坦になるようにして下さってるので、歩きにくいことはないけど、注意して渡る。ガスがゆっくりと通り過ぎ青空が覗く。新緑と澄みきった青空が美しい。第二花園の雪渓を登り、奥の平を過ぎると駒草平に到着する。看板のある所からしばらく進むと、一面に駒草が広がっている。丁度、見頃かな。その向こうには、雲海に見え隠れする東大雪の山々や東岳。すごくきれい!6月初めに寒気が入り込んで、ちょっと心配したけど大きな影響はなかったみたい。第三雪渓、今年は積雪が少なかったのか、登山道がかなり現れてる。雪渓は登山道の下、4分の1程。登山道の側には、エゾコザクラ、ヨツバシオガマ、チングルマ、エゾノハクサンイチゲなどが咲いている。これらの花を見ていると疲れを忘れてしまう。第四雪渓沿いの登山道を登り、緩やかな斜面を行くと、ようやく赤岳に到着する。昨日はガスに隠れてた北鎮岳や旭岳、白雲岳を望むことができる。ここから白雲岳までは、緩やかな起伏の登山道。見頃は過ぎてるけど、ホソバウルップソウ、エゾオヤマノエンドウやキバナシオガマが咲いていましたね。そして、白雲岳へ。頂上へは、ゴロゴロした岩場をよじ登っていく。登りきると、岩の間に咲くチングルマのお花畑。そうして、白雲岳と旭岳との間に広がる残雪と緑のストライプ模様。澄んだ青空、わき立つ雲海。時がゆっくりと流れていく。トムラウシや十勝連峰方面はガスに覆われていたけど、すごくきれい!戻る時、岩場でじっとしていると、ピチッという甲高い鳴き声。ナキウサギや。ほんの一瞬やけど、岩の上に姿を見せてくれましたね。天気にも恵まれ、充実した1日でした!

 天気は大きくくずれそうもないので、銀泉台から小泉平に寄り道して黒岳に向かう。昨日はガスに隠れていた東大雪の山々が姿を現している。北鎮岳や旭岳もきれいに見えてたけど、次第に雲が多くなる。ちょっといやな雲やなと思ってたら、雨がパラパラ。けど、長く降り続く雨ではなく、ほんの一瞬だけ(午後は、また、青空が広がる)。小泉平でも、ホソバウルップソウやキバナシオガマが何とか残っている。そして、数輪のチョウノスケソウとミヤマアズマギクが。気温の低い日が続いていたようやけど、稜線上の花はほぼ例年通りに咲いてたみたい。やっぱり、7月10日前後か。裾野付近の雪渓が見えるけど、今日もトムラウシは雲に隠れている。山全体は見えへんへどきれいやなと思ってたら、一瞬、雲がきれて頂上を望むことができた。やっぱり良いな。白雲分岐から、北海岳方面に向かう。先ずは、花の沢の雪渓。斜度はそんなにないけど、雪渓の端が切れ落ちているので、滑らないように要注意。渡りきると、エゾノツガザクラやアオノツガザクラが迎えてくれる。北海岳への登りのお花畑もエゾノツガザクラやアオノツガザクラが中心。何時もと違って、クジャク岩方面の斜面にきれいに咲いている。北海岳からの下りでは、チングルマが小さな群落を作っている。北鎮岳を背景に咲いている様が美しい。そうして、エゾコザクラの咲く北海沢から赤石川へ。層雲峡山便りに出ていたけど、川岸近くの置き石がない。やっぱり、流されたのかな?そこで、浅瀬らしい所に踏みこんで置き石に飛び移る。後は、水量はそんなに多くないので、飛び石づたいに行けば問題ない。今日は3日目で動きやすいなと思ってたけど、さすがに黒岳石室への登り、黒岳への登りは足が重かった。そして、黒岳までくるとガスが…。

 今年は1日、予備日を取っておいたので、銀河・流星の滝を見に行く。滝周辺では昨年は見られなかったエゾスカシユリが咲いてる。やっぱり、ちょっと寒かったみたい。早朝の滝は人も少なく涼しく快適。けど、8時を過ぎる頃になると、観光バスが次から次へと。これはたまらんので、層雲峡の紅葉谷に。最後の100mほどの急な登りにちょっと苦労するけど、迫力ある赤石川の流れにふれることができる。滝近くは水しぶきが一杯で気持ちが良い。一旦は諦めたけど、やっぱり来て良かった!

 ニセコに戻るとちょっと蒸し暑く、天気も今ひとつはっきりしない。今日はどうするのやろと思ってたら、行者の滝に行くとか。こういう日は、やっぱり、沢登りか。川岸に降りて、大星沢を登っていく。久しぶりなので、体がちょっと慣れない。分かってはいるけど、岩の斜面に横滑りして少し濡れてしまう。けど、冷たくて気持ちが良い。登るにつれ、汗が滝のように流れ出る。先ずは、二股を直進して天上天下の滝に。天上天下の滝は、3段になって緩やかに流れ落ちるスケールの大きな滝。滝壺の緑色の水がきれいですね。二股に戻り、大きな岩が連なる急な斜面を登る。かなり登ったなと思ったら、ようやく滝が見えてきた。行者の滝、岩を滑るように流れている。黒い岩と飛沫を上げる水の取り合わせがきれい。帰りに、天上天下の滝の側に咲くオオサクラソウを見に行く。近くに行こうとした途端、踏み出した足下の岩が崩れ転倒し臀部を強打。ゴチッという音がした(?)ので、ちょっとヘルメットが岩にあたったのかもしれない。しばらく放心状態。痛みはあるけど、歩くのには支障はなさそう(何ともないと思ってたら、痣ができてた!)。けど、オオサクラソウはきれいでした。まさか、この季節に出会えるとは思いませんでした。

 空気が入れ替わり、しのぎやすくなる。今日は高気圧に覆われるとか。何気なく、雨雲レーダを見ると、北西方向から雨雲が流れこんでくる予報がでてる。これは、あかんわ。そこで、雨雲を避けて支笏湖方面に向かい、楓の沢から樽前山に登る。支笏湖に来ると、青空が広がっている。歩き始めてすぐ、パラパラと雨が降りだすが、ほんの一時のみ。楓の沢には3つの苔の洞門がある。苔の緑色が優しい。また、樹木の緑が瑞々しく青空に映えている。苔の洞門の中は冷んやり。そうするうちに山道に入る。苔の洞門もそうやったけど、地面が砂地でちょっと歩きにくい。また、踏み跡に草が覆いかぶさり、道が分かりにくい所もある。かと思えば、お花畑があったり…。ピンクのテープを目印に草をかき分け、斜面を登り、ようやく風不死岳への登山道に出る。急な登りはそんなにないけど、結構、時間がかかった。ここから、いつもの歩き慣れたルートに合流して、932mのピークを目指す。登山道付近には、イワブクロやイワギキョウが咲いている。ピークからはうっすらと羊蹄山も。いつもと違うルート、苔の回廊を通って登る樽前山、印象的ですね。

 今回は、ニセコと大雪でお世話になりました。ちょっと遠くに出かけるのも良いですね。どうもありがとうございました。
 
 
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