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大雪とニセコで - 稜線の花々 -

 投稿者:ハコさん  投稿日:2019年 7月27日(土)22時51分25秒
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   村長、由美さん、そして同宿させて頂いた方々、お世話になりました。ありがとうございます。

 大雪、稜線上に咲く花々と、今年こそは巡り会いたいな。昨年までの情報やと、7月10日前後に訪れれば良いか。と思いを巡らしてると、天気が良ければ羊蹄に登ろうという話が舞い込む。そこで、6月末にニセコを訪れ、その後、1週間程層雲峡に滞在することにする。1週間いれば、黒岳から雲ノ平、銀泉台から赤岳・小泉平に少なくとも1回ずつは行けるやろ。

 6月末、本州から北海道の東海上に伸びる梅雨前線の影響か、曇りがちの天気。前回、あまりにも良い天気が続いたので、まあ良いか。それでも歩ける所をと徳舜瞥山に登る。徳舜瞥は6年ぶり。山頂付近、ガスがかかってる。風が出て、少し寒いかもしれない。6合目から7合目にかけて、ちょっとした登りはあるけど比較的歩きやすい。この山は、登山道沿いに花は少なく山頂付近に集中しているので、ひたすら登っていく。時折、木の間から遠くの景色が見える。9合目近く、以前と同じ場所近くでミヤマオダマキが咲いてる。やっぱり、ここで咲いてるんや。そして、登山道が緩やかになると頂上へ。沢山のオダマキやミヤマアズマギクが迎えてくれてる。ミヤマオダマキは白花も。花びらや葉に滴がついてしっとりと咲いてる。他に、ヨツバシオガマ、イワベンケイやチシマギキョウ等も。谷側では風に吹かれたけど、それ以外は、さほど寒くない。しばらくするとガスが晴れてホロホロ山や羊蹄山が見えるようになる。雨も山頂近くで少しパラツク程度でしのぎやすかった。そう言えば、登山口にベニバナイチヤクソウが咲いていましたね。

 いつものように鱒見の滝を散策して、久しぶりのフランス亭。滝近くは、ロープが張られて立ち入りが制限されてる。今年は比較的雨が少ないようやけど、滝は結構豪快に流れていて、岩壁を滑る水の様がきれいでした。フランス亭では、アスパラのテリーヌ、サーモンのパイ包み、エゾシカの香草焼き等、美味しかった!

 今日もはっきりしない空模様。どうするのやろ?メープル街道を通って赤井川に入り、舗装されてない道を進んでゆく。幾らか雲はあるけど青空が広がってる。今日、青空が見られるとは思ってもみなかった。すると、突然、整備された広場が現れる。落合ダム。やっぱりそうか。広場ではキャンプすることができるらしい。入口付近にコウリンタンポポとタンポポモドキが群生している。黄色とオレンジの取り合わせが美しい。ダム湖の対岸には沢山の立ち枯れた樹木が…。波立っていた湖面がおさまると周りの木々が映しだされてましたね。お昼御飯は、ベリーベリーファームでステーキ&ハンバーグ、そして、たっぷりの野菜サラダ。お腹いっぱいになったと思ったら雨が降り始める。こればかりは、どうしようもない。

 支笏湖方面が晴れそうなので朝早く出かけようとしてたら、雨雲が通り過ぎるとか。やっぱり、不安定や。そこで、青空が覗いてる余市のシリパ山に向かう。シリパ山は、昨日の午後、訪れる予定をしていた山。標高296mと低いけど、最初から結構急な登り。アップダウンもあって変化にとんでる。時折、木の間から青い海が見えたり、コオニユリやイチヤクソウが咲いてたり…。やがて、頂上への分岐に出る。と、頂上付近、ガスが渡ってゆく。海霧や。風向きが変わったみたい。見晴台からは、やっぱり真っ白。それでも、時折ガスが晴れると真っ青な海、そして、白い海岸線が見える。晴れてたら、どんな風景を見せてくれるのかな。それは、次回以降のお楽しみ。燻香廊(けむかろう)は、古民家を改装した?洒落た雰囲気のレストラン。燻製を使った料理はどれも美味しそう!下山後、ゆっくりと食事を楽しむことができますね。また、一つ、良き山と食を楽しめるお店が見つかりました。午後は、ニセコに戻り、五色温泉のお花畑を散策。イソツツジやアカモノ、きれいでした!

 そうして、層雲峡へ。10ヶ月ぶりかな、宿のオーナーさんが覚えてくれてました。初日からあまり無理をしないように、翌朝はゆっくりする。予報はあまり良くないけど、青空が覗いてるので黒岳に登ってみる。お天気と相談して、行ける所まで行ってみるか。雪渓の様子も見ておきたいし。この季節、稜線上の花を見に行くには雪渓を通らなければならない。特に、銀泉台ルートの第三雪渓と急斜面の黒岳の雪渓。どんな感じなんやろ?
 黒岳の登山道は、雪解けが終わったばかりのような感じ。花はそんなに多くないけど、ショウジョウバカマやイワハタザオ、エゾノハクサンイチゲ等が咲いてる。チシマノキンバイソウやハクサンチドリは咲き始め。頂上直下では、クロユリが…。今年も出会えて良かった!黒岳山頂からは、北鎮岳がくっきりと見えてる。こんなのは初めて。ポン黒岳から石室に降りていく斜面ではイワウメが一杯。ミネズオウと競うように咲いてる所も。石室で一息いれて、雲ノ平から御鉢平展望台、北鎮岳の雪渓取付まで足を延ばしてみる。雲ノ平付近では、キバナシャクナゲ、エゾコザクラが咲き始め。北鎮岳の雪渓取付付近では、キバナシャクナゲが群生していたり、イワウメやミヤマキンバイが、結構、きれい。しばらくすると、ガスがかかり始めたので早めに降りることにする。黒岳山頂付近まで来ると雷鳴が。上川市街の方は黒い雲。山の上は高曇りで風も弱く、比較的穏やかやったけど、下界では雨が降ってたみたい。雪渓は、何時もに比べると少ないみたいやけど、やっぱり残ってる。7合目まで1箇所、7合目から8合目:4箇所、8合目から9合目:2箇所。長い所で7~8mくらいかな?距離は短いけどちょっと急な斜面もある。下山時は要注意。
 そうそう、雷の影響でリフトとロープウェイが止まってました。それで、7合目登山口から5合目ロープウェイ駅まで登山道を歩く。この登山道、リフトと平行して設けられていて、比較的傾斜も緩やかなので一度歩いてみたいと思ってたコース。ところが、岩がゴロゴロで滑りやすく、5合目までがえらく長く感じる。滑った跡が多いなと思ってたら、観光客の人も歩いて戻ってました。ちょっと大変やったみたい。

 翌朝、昨日と同じように少し青空が見えるけど、今日も無理をせずに銀河・流星の滝を見に行く。昨年20日頃に見かけたエゾスカシユリは、まだ早いかなと思ってたら満開。滝の手前の川辺りに咲いていて小さな群落を作っていたりする。新緑の木々と滝もきれいでした。天候は、昨日より不安定。午前中から雷が鳴り、層雲峡手前辺りから雨が落ち始める。雨の合間をぬって、ロープウェイ駅の3階にある無料休憩所で雨宿り。ここには、大雪や自然に関する本があったり、ナキウサギふぁんくらぶの写真が展示されていたりしてのんびり過ごすことができる。昨年の秋も訪れていて、雨やったらここが良いなと思ってた所。訪れた日は、ふぁんくらぶの方々が展示品の入れ替えをされていて、遅くまで残ってたら絵葉書を1枚頂いた。一時、雨は小止みになってたけど夕方まで降り続き、僅かな間やけど停電も発生。明日はどうなんやろ?

 雲が低い層雲峡。雨が降らなければ良いかと、銀泉台に向かう。標高が高くなると陽が射し始め爽やかな青空が広がる。雲を抜けた!雨上がりの翌朝、ひょっとしてと思っていると、一面の雲海!銀泉台は雲海の名所と聞いてたけど、20数年目で初めて。今シーズン最高の雲海とか。広がる雲、聳える東大雪の山々…。第二花園付近まで来て東大雪方面を振り返る。ん?雲が出てるし靄がかかってるみたいで、ちょっと違うな。すると、8時半頃からガスが上がり始める。かと思うと青空が覗いたり、少し不安定な天候。それでも稜線に出ると、北鎮岳や白雲岳が青空のもと、姿を見せてくれました。イワウメ、ミヤマキンバイ、キバナシオガマ、ホソバウルップソウ、エゾオヤマノエンドウやチョウノスケソウ等、赤岳から小泉平にかけての稜線は花盛り!そこここに咲いていて花のパッチワーク。すごくきれい。今日は雲が多く山々が隠れているので黒岳までの縦走は取りやめて、撮影箇所を確認したりする。そして、気になる雪渓。やはりかなりの雪渓歩きをしいられる。銀泉台方面から、(1)樹林帯の沢筋、(2)第一花園入口から展望台、(3)第二花園(全面)、(4)奥の平(2分の1程度)、(5)第三雪渓、そして、(6)第四雪渓(4分の3程度)。以外やったのは第三雪渓。ほとんどが夏道で雪渓は最初の10数mのみ。第二花園、第四雪渓は、同じような感じで、比較的歩きやすい。奥の平も登り口の少し急な雪渓を注意すれば、後はほぼ平坦なトラバース。 第一花園入口から展望台にかけては、斜度のある雪渓のトラバースが2箇所とちょっと急な斜面。雪切りされていて普通に歩いていれば問題ないけど、この箇所のトラバースはちょっといやかな。今回はアイゼン無しで試してみました。展望台から第一花園に降りる際も、ストック1本を使えば問題ないし、滑りそうかなという斜面では、手をついて3点支持で降りれば安定する。かなり上部まで雪渓が残ってた3年前の第三雪渓も、登るのはさほど苦労しなかった。下りはちょっとイヤかなと思ったのでアイゼンを着けるのが良いかも。今回、歩いた感じから判断するとアイゼンがあれば雪渓の登降は大丈夫と思われる。ただ、ザラメ雪の下は硬くキックステップがききにくい所もあるので要注意。

 翌日も銀泉台から小泉平に足を運び、その後、黒岳まで縦走する。昨日も結構歩いてるのでどうしようかと思ったけど、やっぱり、今の季節の北海平を見ておきたい。ガスは昨日ほどではないけど、トムラウシは見えない。白雲分岐から花ノ沢雪渓へ向かう。花ノ沢源流付近は、予想通りキバナシャクナゲが沢山。そして、イワウメやエゾコザクラも。北海平に入ると小泉平ほどではないけど、エゾオヤマノエンドウ等が散りばめられていて小さな花のパッチワーク。以外ときれいでした。そして、北海岳から少し下ったクジャク岩付近、北鎮岳を背景に咲くチングルマとエゾノツガザクラ。今はキバナシャクナゲかなと思っていたので予想外。北海沢はまだ雪渓の下で、渡渉地点では沢筋も現れていない。赤石川は?樹林帯からの降り口と沢近くに雪渓が残ってるけど川にもう雪は無い。流れも緩やかで苦労せずに渡れました。午後から、旭岳方面に雲がかかってたけど、花、山々とも楽しめました。

 3日続けての銀泉台。またしても雲海!不思議ですね。前回に劣らずきれいでした。今日は、この3日間で一番良い天気。やっと駒草平の向こうに東岳が姿をみせてくれました。もうちょっと先かなと思ってた駒草も見頃を迎えてるみたい。駒草平付近を除くと登山道の側にそんなに沢山の花は咲いていない。また、雪渓が多く凹凸が埋められて歩きやすいためか、銀泉台から赤岳まで2時間40分程でたどり着く。花の写真を撮りながらだと、3時間から3時間20分程かな。その分、稜線上で過ごす時間が長くなるので助かる。いっせいに咲く花々と北鎮・凌雲岳、ホソバウルップソウと旭岳等、赤岳から花の散歩道を行く。そうして小泉岳…。あっ、トムラウシや!残雪のトムラウシが姿を現してくる。ようやく出会えた。そして、日高の山並みもうっすらと見えてる。けど、十勝連峰はガスの中。オプタテシケの山容が微かに見えるかな…、美瑛・富良野方面は雲海みたい。小泉岳からは緩やかな下り。その斜面に赤紫、青紫、黄色や白い花々が青空を、あるいは、白雲岳を背景に咲き乱れてる。チョウノスケソウとエゾオヤマノエンドウなどが群れ咲いていたり…。ほんとにすごい。少しずつやけど、花数が増えてるかな。何度見ても良いですね。

 連続4日目となるとさすがに足が重い。白雲岳に行こうかなと思ったりしたけど、無理をせず、今日明日は黒岳に。雲ノ平の様子も見てみたいし…。まねき岩付近、爽やかなナナカマドの新緑が広がっている。秋になると、これが紅葉するんやな。昨年気づいた樹林帯のクロユリ、今年も沢山咲いてました。また、ほとんどが谷側を向いて俯いてるけど、そのすぐ近くに小さな群落も。クロユリ、ちょうど見頃を迎えてるかな?今日は、ほんと穏やか。北鎮岳の右肩には愛別岳が顔を覗かせてる。ポン黒岳を下ってる時、ほんの一瞬やけどナキウサギが飛び跳ねるのが見えた。そうか、一日のんびりとナキウサギを撮影しに来るのも良いな。石室で小休止してる際、石室の中を見せてもらう。木を手に入れるのが難しいので石を組み上げ、100年程経つとか。アイヌの人々の狩りの拠点とした所に石室を建てたらしい。雲ノ平、先日の雨で開花が進んだのか、キバナシャクナゲやチングルマの花が増えてる。キバナシャクナゲは小さいながら群落も作ってる。キバナシャクナゲと北海岳、烏帽子岳…。緩やかな雪渓を登りきると御鉢平展望台。吹き飛ばされそうな強い風が吹くけど、今日は風がないと少し暑いくらい。北鎮岳の雪渓取付付近のキバナシャクナゲやイワウメ、ミヤマキンバイ等、やはりきれいでした!

 年配の方や若い人等いろいろな世代の方達と出会い、旅ができるのは良いですね。今回も色々とありがとうございました。
 
 
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