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村長、由美さん、クロちゃん、そして、同宿させて頂いた方々、お世話になりました。ありがとうございます。前半は春山、後半は春の花々とグルメを楽しませてもらいました。
新幹線が函館まで延長されて時間が早くなるのは良いけど、旅として面白くないな。どうしょう?函館付近で一泊して鈍行で北上するか?唯一の夜行「サンライズ瀬戸・出雲」で東京まで行くか?けど、大阪は深夜やな。それやったら、岡山まで行くか、ちょっとした小旅行も楽しめるし。「サンライズ」の空席を調べてもらうと「ノビノビ座席」が2つ空いてる。ということで、今回は、岡山経由で旅立ち。ぐっすり眠れるわけやないけど、やっぱり、夜行列車は良いな。
初日はメープル街道沿いにあるカナディアンヒルズへ。29日に低気圧が通過したとき、山では雪になったようで、昨日見た駒ケ岳やニセコの山々も真っ白。雪が結構積もってると、沈むかもと思ったけど、それほどでもありませんでした。途中の開けた所からは、羊蹄山やニセコ連峰を見渡すことができる。山の並びが何時もとは逆なので、新鮮味を感じる。ここから、台地状の地形を横切って頂上へ向かう。が、途中に小さな沢があり、稜線に出るまでのルート取りに手間取る。そうしているうちに雲が広がり、頂上付近が暗くなっている。そこで、まだ青空が覗いている逆方向の峰(トモズアンヒルズ)に、急遽、行き先を変更。新たな峰の頂上付近は高原状でちょっと面白い地形。雲が広がってはいたけど、ここからも、雄大なニセコの景色を楽しむことができました。
神仙沼はまだ雪の下。散策路の入口から直接、神仙沼に向かう。真っ白な雪原の向こうに白樺山につながる峰がきれいに広がっている。「こうして見ると、神仙沼って以外に広いんやな?」と思っていたら、そこは、神仙沼に続く湿原でした。一面、真っ白だとわかりにくいですね。小さな斜面を登ると、湿原の向こうに、積丹の山々が見えてくる。今日は、昨日よりも空気が澄んでいるのか、山々がくっきりしている。そうして、遠くに真っ白な暑寒別。海も青く、ほんとに素晴らしい景色!
今シーズンの最後はシランプリへ。何時ものように、大谷地の手前付近から登り始め、一旦、大沼に下って、再び、登り返す。今回は、鞍部からさらに頂上へ。ちょっと風の強い所はあるげど、羊蹄山、大沼、ニセコ連峰、日本海、積丹の山々、ワイスホルン、そして、遠くの余市岳へと続く風景、何回見ても良いですね。手軽に登れて尻滑りも楽しめる良い山です。
今年も花は早かったようで、夢の咲く道のカタクリは、ちょうど、満開。春はやっぱりカタクリやなあ!淡い色、濃い色、白い色など、風にほのかに揺れている様、何時まで見ていても飽きません。今年は、珍しく、白系統の花が4つ咲いてました。
匠の森(北斗市)ではシラネアオイが咲き始めたとか。6日、晴れるのは道南の太平洋側だけらしい。村長が函館方面のルートを見ている。「今日、匠の森に行きませんか?」やっぱり。「2度と行く機会がないかもしれない。」ので行くことに。そして、出発前に冬タイヤをノーマルタイヤに交換。ところが、夫々のタイヤに径の異なるビスが一つずつ使われていて、ネジを緩めることができない。そこで、店に持って行って交換してもらうことに。が、交換に手間取っているのか、村長は中々帰ってこない。「こりゃ、行き先変更だな。」「そうですね。これやったら、無理やわ。どうするのやろ?」「行き先は、村長にお任せ!」・・・。
「いやー、お待たせしました。これから出発します。」えっ、行くの?時間、大丈夫かな?結局、アンビシャスを出たのは9時40分頃。黒松内から道央自動車道に入って大沼公園へ。青空の下、遠くに見えていた駒ケ岳がもう目の前に。高速を使うとほんとに早い!昼前には北斗市に入っていました。きじひき高原から眺める、雄大な駒ケ岳と大沼・小沼、函館の街並み。そして、匠の森へ。シラネアオイは咲いたばかりで瑞々しい。ひっそりと咲いていたり、群れて咲いていたり。ブナも芽吹いたばかりで、緑の色が優しい。虫を追い払うのが大変やったけど、シラネアオイと新緑、きれいでした。
室蘭の天気予報は、午後から晴れになってるけど、ずっと、雲が広がってる。風もちょっと冷たい。チキウ(地球)岬で曇ってたら、景色も今ひとつやな。ほんまに晴れるのかな?そんなことを思いながら、チャラツナイ展望台から遊歩道を歩き始める。少し雲が薄くなったのか、明るく感じる。しばらくして雲が切れ、青空が覗き始めたかと思うと、雲は一気に消え去り青空が広がった!あの雲はどこに行ったんや?陽が射すと、花々や樹木が活き活きとしてくる。カタクリやマイズルソウ、ニリンソウ、青空をバックに咲くヤマザクラ。ニリンソウは片側に、あるいは、両側に群れて咲き、遊歩道を飾っている。真っ白に彩られて続く遊歩道。ニリンソウは、花びらの先がサクラ色のものもありましたね。チキウ岬は、風が強かったけど、うっすらと駒ケ岳や恵山を見ることができました。ここからの眺めは、やっぱり、丸く感じますね。青い海と周辺の荒々しい海岸の風景も良かった。
今回は、白老バーガーやラッキー・ピエロのハンバーガー、海鮮バーベキューなどグルメも楽しませてもらいました。室蘭で母恋めしを買えたのはラッキーでした。ポロト湿原、秋の紅葉と違って、一面に咲く水芭蕉も美しいですね。栗林のオオバナノエンレイソウ、法亀寺のシダレザクラや大野川沿いの桜並木、風のメモリーの桜並木(伊達市)にも出会えました。また、皆で飲んだワインやお酒も美味しかった!どうもありがとうございました。
P.S. 雨を避けるのに寄った、しらおいポロトコタンで、舞踏や楽器の演奏をやってました。トンコリは素朴で琴に似た音色で良いなと思っていたら、五絃琴とのことです。また、鶴の舞などで歌われる歌は、民族音楽に興味のある方なら聞きやすいと思います。実際に見たり聞いたりするのは良いですね!
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